九州大学大学院 農学研究院 キノコ博士大賀先生のキノコミュージアム
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キノコ斑でもQ&A
マツタケは人工栽培は将来可能ですか?
A マツタケは菌根菌といって、樹木と共同生活しているキノコの仲間です。ですから宿主がないと、うまく成長出来ません。皆さんがよく知っているシイタケやマイタケ、エリンギなどの木材腐朽菌である栽培キノコとは違った性格です。ただ可能性はあります。菌根菌のホンシメジは、人工栽培可能な菌株がみつかりました。マツタケの人工栽培への道はあると信じています。

新しいキノコは登場しますか?
A 赤いシイタケ、青いナメコは、まだまだ無理な話ですが、それぞれのキノコが持っている遺伝子を調べて、特長をもった優秀なものを作ることはできます。シイタケでは、特別に大きな形のものや、特定の有効成分を多く含んだものが実際にできています。それから、自然界にある何千種類の野生キノコのなかから、私たちに役立つものを選抜することが大切です。我国は世界的に多くの、キノコを活用していることで有名です。

世界中でキノコの好き嫌いはありますか?
A 我々はキノコ好き民族といえます。四季がはっきりして、国土の森林面積が多いため多種のキノコが発生してくるためです。食卓にのぼる種類も多様化してきています。欧米ではツクリタケ(マッシュルーム)がほとんどです。我国では、それほど需要がないヒラタケも、韓国では一番人気です。マツタケの芳香はたまらなく、芳しく感じますが、北米やロシアでは評価が低くなっています。キノコ狩りは世界中で楽しまれますが、イギリスでは、獲物を食することはめったにありません。

「雷キノコ」ってほんとうですか?
A 「稲妻」が稲の妻,「雷」は田んぼの雨といったように,水稲栽培でも雷は関係が深そうです。またペルーでは,雷が鳴るとキノコが発生するといった,言い伝えが伝承されています。いろんなキノコに電気インパルスを印加すると,キノコの発生量が急増することを明らかにしました。培地に直接電極を差し込み,200 kVの電圧を印加するとシイタケ,エリンギ,ブナシメジなどの主な栽培キノコ9種類で,発生量が増すことが認められました。

冬虫夏草菌―これは何ですか?
A 昆虫の幼虫,さなぎ,成虫に寄生して,宿主を殺してキノコを発生させます。主に強壮滋養などの健康,美容に効果があるとされ,高値で珍重されています。代表種は冬虫夏草(コルディセプス・シネンシス)で東チベット高原やヒマラヤに産します。私たちは,スギ樹皮から調製したポリウレタンフォームが冬虫夏草菌の生育に適していることを見出しました。セミ,カメムシ,クモ,ハチなどのいろいろな昆虫に寄生しますが,宿主特異性がはっきりしている点に興味が持たれます。
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